2015年をめどに上場企業の連結決算で義務化される
国際会計基準 IFRS(アイファス・イファース・アイエフアールエスなど様々な呼ばれ方をしている。)
金融庁の企業会計審議会は2日開いた総会で
単体決算は当面、日本基準を残す
「連単分離」方式で進めることを了承した
と今朝の新聞。
なかなか難しい問題ですが、
まずIFRSをご存知無い方のために少し解説を・・・。
■国際会計基準(IFRS)
欧州中心に100カ国以上で採用され、日本では2015年をめどに上場企業の連結決算で義務化される予定。
日本基準と大きく違うのは、企業のM&A(合併・買収)でブランドが将来、
生み出す価値を金額にした「のれん代」を毎年償却する必要がない点や、
最終利益に有価証券の含み益を加算する「包括利益」を新たに設ける点。
米国のほか、中国やインドなどアジア主要国も導入する方向で、
日本企業と海外企業の財務内容が比較しやすくなり、
お互いの投資を促す効果が期待されている。
と、いろいろ専門用語も並んでおりますが、
つまりは 「投資家」のために、会計基準を世界共通にしましょう。
っていうのが根本です。
世界100カ国以上がこの基準で会計を行っているのに、
先進国ではアメリカと日本が未だ導入していないのが現状。
でも、もう時間の問題ですね。
アメリカと日本が取り残された要因は、それぞれの会計基準に自信と誇りがあったから・・・
ってIFRS講師は語ってました。
確かに、卸や仲介が重んじられる日本の商売と世界の商売は違うみたいだし、
今 IT企業の経理をやっているけど、会計法が現在の企業に合っていないと
感じる瞬間もある。
世界共通が良いか悪いかわからないけど、
それをする事で世界中の投資家がもっと目を向けてくれるのであれば
もっと迅速に対応していいのでは無いかと私は思う。
WEBがどんどん進化して、きっと2015年にはもっと多くの人が
WEBを活用して世界へ出ていくはず。
その時にまだIFRSも導入できていないようでは、
世界の波に乗り遅れてしまいそうですよね。
国内の事情も大事だけど、もっとグローバルな視点を持って
政策を打っていって欲しいと思いました。
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