2011年1月17日月曜日

バブリーな一年にようこそ

1月13日の新聞にこんな記事がございました♪

このリセッションな状況で


コラムニストWilliamPesek.

2011年を面白い年にする原動力は、市場を揺るがす!
8つとは

①投資資金
②デカップリング理論
③食料価格
④収入における不平等
⑤異常気象
⑥外貨準備
⑦地政学上のリスク
⑧G20

と出ておりました。

昔の日本に見たあの「バブル」とはちょっと雲行きが違う感じ・・・
詳しくは記事をどうぞ




これらの中で私が気になったのは
3つめに出てくる「デカップリング理論」

2008にちょっと話題になっていた言葉で
「デカップリング」という言葉は農業や環境問題、
あるいは電気回路関係で使われている言葉でもある。

おおもとの意味は「結合切断」「分離」「切り離し」。

切り離す対象はずばり「アメリカ合衆国」

切り離す元は「他の世界経済」

実際に物理的切断や高い関税をかけることによる
経済的な切断(前世紀の「ブロック経済」構想)をするわけではなく、
考え方としてそういう見なし方もできるだろう、というもの。

言い換えれば

「アメリカの経済は確かに悪くなるかもね。
でも中国やインド、ロシア、中東などは高成長を続けているよ。
アメリカ一国が落ち込んでも、世界経済全体は成長を続けるさ」

という考えであったようです。

しかし一方で、アメリカのサブプライムローンが焦げついた問題が、
世界規模で経済や金融に影響を与えていることから、
このデカップリング理論に否定的な立場をとる考えもある。

デカップリング論とは対になる、
米国経済の減速で世界経済全体の景気が悪化するという
リカップリング(再連動)論に対する注目も高まっているらしい。




時は過ぎ2011年。
今は

切り離す対象は「先進国」

切り離す元は「新興国」


欧米や日本の低金利・リセッションが問題になる中、中国の成長率が9.6%、インドが8.9%。
こんな時代はずっとは続かないでしょうけど、あと数年は新興国がメキメキ伸びてくるはず。

その数年後、先進国の立ち位置はどうあるのかしら。

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